「sketch」清河北斗+平井千香子+水野行偉 3人展 |









「sketch」
清河北斗+平井千香子+水野行偉 彫刻、日本画、空間 3人展
2015.4.25土曜 ~ 30火曜 OPEN 10:00 - 17:00
GALLERY・ガラスのピラミッド
アーティスト トーク
4.25土曜, 14:00~ 清河北斗
4.26日曜, 14:00~ 平井千香子、水野行偉
4.29祝 , 14:00~ 清河北斗+平井千香子+水野行偉 座談会


ごあいさつ
今回ガラスのピラミッドにて行う展示会のタイトルは「sketch」。生の鉛筆の線からは作家の創造の源泉が見えます。作品は完成したものだけを見ても、思考の移り変わりはわかりません。その間にあった葛藤、閃き、またはクライアントからの予期せね要求などなどから、作品の変化する過程や痕跡をおいます。 出展するのは3人。個性的な面々が集まりました。
まずは、清河北斗さん。彼は2013年6月に、この場所で個展をしている。そのとき2Fのガラスの空間には「一卵性双生馬人」がきた!。3mもある一対の馬人が並び立つ光景は、堂々たるシンメトリー!!迫力満点であった。他には「獣駆輪 垂直式倒立型骨相像」彼の作品は、そのネーミングがおもしろい。ある生物のメカニズムに独自の物語をあたえて、空想上の生命体をリアリティをもって創造する。いうだけであれば簡単だが、彼にはそれをカタチにするチカラがある。 世界万物に通じているような洞察力と、それをカタチにするずば抜けた造形力が、特異な作品の存在価値を支えている。
そして、ガラスのピラミッド初登場、平井千香子さん。彼女の作品をはじめてみたときの印象は「なんて美しく妖怪をかく人だろう。でもどこかカッコいい」。繊細な線と綿密な描写にて幻想的な世界を描く。また身のまわりの自然のなかに、美しさや厳しさを感じ、取入れる。あの世のなまめかしい世界観と、身近な環境のもつリアリティ。絵から漂う妖艶な空気と彼女自身のカラッとしたカッコいい風貌が重なると、作品にこめられたメッセージが浮かぶ。なかに秘められた本質的強さを見る。
3人目はぼく自身。建築家、水野行偉。実は元々お2人の展示会の予定が、会場の空間自体が作品だというご意見があり、いつもはギャラリーオーナーとして裏方なぼくですが、今回は光栄にも展示作家として加えられた。 建築をつくるのは外的要因が多いように思う。クライアントからの要求、周辺環境、法律関係など。それでも自分の中から考えるときは、空間をつくる原形、光、アノニマスデザインなどを手がかりに、洗練、計算されたディテールなどとは無縁な、おおらかで豊かな空間をもつ建築を理想としている。
彫刻、日本画、建築それぞれの分野で、個性的な表現をしている3人がガラスのピラミッドに集まりました。このギャラリーは、よくある白いハコ的な空間ではなく、ガラスで空に開かれた場です。そこに異端の作家が集い、自らの製作の内側を美しく披露するという。作品が輝きはじめたみずみずしい瞬間は、その価値に付加されるべきものだと思います。また、この3人が集まることによってのみできあがる特別な空間も現れます。それはどのような祝祭!の場になるのか? ぼく自身わくわくしている次第です。
GALLERY・ガラスのピラミッド/水野行偉







NO WEB up!
お願い。
ご来場ありがとうございます。このたびの展示会は、普段は公開しないスケッチ、
作家の内面に関わる資料を並べたとてもデリケートな内容になっています。
ですので個人的に写真を撮りお楽しみになる分にはかまわないのですが、
Facebook等のインターネット上にアップされるような事はご遠慮ください。
作品によってはクライアント、第三者が存在し、その方への配慮もあります。
なお、このお願いは1階の部分についてだけです。
2階のガラスの部屋に関してはご自由に写真を撮り、
インターネット上でお知らせくだされば幸いです。
清河北斗+平井千香子+水野行偉



